小六月探求簿とは太田明紗日(芸名:小六紗悦)が調べた伝統音楽に関することをまとめる場所です。
以下の欄でこの探求簿についてご紹介させていただきます。
また筆者についての情報は筆者紹介をご覧ください。
小六月探求簿の目的
以前より伝統音楽の調査は行っておりましたが、その調査結果を共有するに至った理由は以下のとおりです。
1. アウトプットすることでより深く自分にインプットするため。 2. 自分が調べたものを役立てていただくため。 3. 伝統音楽に見識、興味がある方と繋がるため。
一つずつ簡単に解説させていただきます。
1. アウトプットすることでより深く自分にインプットする
今までは唄の所以や歴史的背景が気になって調べても、ある程度調べたら満足し、自己完結してしまっていました。そのせいか知識として身につかず、しばらく経ってから同じようなことを調査することも多々ありました。再調査を繰り返す度に「記録を残しておけばよかったな」と思っておりました。
そこで「調べたことを人に伝わるようにわかりやすくまとめればより深いインプットを期待できるのではないか」と考えました。また同時に記録に残すこともできるため一石二鳥です。
すなわち 自分だけのため という理由です。
2. 自分が調べたものを役立てていただく
調査をする中で時折感じていたのは、
「こんな素敵な先行研究があるのに、Webではこんな情報出てこなかった…検索して出てきてくれたらよかったのに。」
「調べたいことは決まっているのにどんな本を手に取ればいいかわからない。古書や廃版本が気になるけど、図書館じゃなかなか借りれないしレビューが少ないから内容のあたりをつけにくくて買いにくいな。」
といったWeb上での情報量の少なさから来る不便さでした。
この点は邦楽の中でも決して人口が多いとは言えなさそうな分野のことが調査対象になっていたので、仕方ないことなのかもしれませんね…
しかし後者の問題は調査を進める中で少しずつ解決していきました。
「あの本のまとめ方はわかりやすかったし、今回知りたいことも書いてあるかもしれないな。」
「この本は事実だけではなく筆者の意見が書いてあったり出版当時の世相が見えるところがあって好きだな。」
そしていつしか
「過去に自分が調べた情報をWebに投稿すれば、今からその情報が必要になる誰かが時間をかけて調査する必要がなくなるかもしれない。」
「同じようなことが好きな方がいたらきっと役立つからこの本をおすすめしたい。」
そう思うようになりました。
この探求簿がいつか同じ純邦楽・伝統音楽が好きな方にとっての芸の肥やしに、また漫画・小説等の創作を行う方にとってインスピレーションの源になれたらいいなと思っております。
すなわち 自分の理想とご縁あって探求簿を読んでくださった読者様のため という理由です。
3. 伝統音楽に見識、興味がある方と繋がる
星の数ほどある伝統音楽の作品に対して、たくさんの本や先行研究があります。また作品に対する解釈や裏話等…到底自分一人では調べきれません。
そこで、僭越ながら伝統芸能に見識、興味がある皆様のお力をお借りしたいと思っております。
「探求簿では〇〇って解釈していたけれど、私の一門では××って解釈しているよ。」
「その説はもう古くて今はこの説が主流だよ。この本に詳しいことが載っているよ。」
といった別解釈・誤記・誤った内容のご指摘。
「この記事読んだけどここの部分がわかりにくかった。つまりこうゆうこと?」
「あの記事読んだけどこの場合はどうなるんだろう?」
といったわかりにくい文章表現のご指摘・疑問の提示。
その他ご感想等どんな小さなことでも自分に教えていただけるととても嬉しいです。
すなわち より深い探求と質の高い情報提供を行うため という理由です。
記事の分類方法
次に記事の分類方法についてご紹介させていただきます。
探求簿をご覧になるうえでご参考になれば幸いです。
作品探求
伝統音楽の作品に関する探求。
探求対象の作品と関連作品を中心に調査します。
人物探求
伝統音楽の創作に関わった人に関する探求。
創作秘話や先人の歴史を中心に調査します。
楽器探求
三弦等の伝統音楽には欠かせない楽器に関する探究。
楽器の歴史や部品等を中心に調査します。
文化探求
伝統音楽の作品に影響を与えた文化に関する探求。
創作の根源となった風物詩など文化的背景について調査します。
書籍紹介
伝統芸能に関する書籍についてのご紹介。
伝統音楽に関する調査をされる方、古書や伝統音楽関連書物を読んでみたい方へのおすすめを表記します。
奏法探求
日々のお稽古の中で気になった奏法や稽古方法について調査します。
結び
長々とした序文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またご意見・ご感想等がありましたら、以下のページよりご遠慮なくお伝えいただければ幸いです。
この探求簿が少しでも皆様の好奇心を満たし、芸や創作の一部となれますように。