小唄

作品探求

【作品探求】牡丹燈籠

三遊亭円朝の怪談が原作となり、歌舞伎化・映画化されるほどの人気を博す「三大怪談」の一つ 牡丹燈籠。それを原作とした小唄を制作した昭和の名人がいました。吉田草紙庵と英十三です。彼ら自身の著作物から小唄 牡丹燈籠の制作秘話に迫ります。
作品探求

【作品探求】かまわぬ

小唄 かまわぬ は梨園の家系に女性として生を受けた三代目市川翠扇に作品です。歌詞の中には市川家の影が巧みに隠されています。詞を読み解いていくと、明るく前向きな彼女の性格が見えてきます。ありのままの自分を肯定するかっこよくてロックな小唄です。
作品探求

【作品探求】吉三節分

小唄 吉三節分について調査しました。この唄は三人吉三廓初買(三人吉三巴白波)が原作の歌舞伎小唄(芝居小唄)です。お嬢吉三がおとせを大川へ突き落し百両を手に入れる大川端庚申塚の場を唄います。お嬢吉三の厄払いのセリフから詞を制作し、下座音楽のルールを盛り込んだ作曲が行われています。
楽器探求

【楽器探求】三味線の糸-規格と材質-

三味線の糸にも多くの規格があることをご存じでしょうか。今回は三味線の糸の規格と材質に焦点を当てて調査してみました。老舗楽器糸メーカー 丸三ハシモト株式会社 代表取締役 橋本英宗様に伺ったお話をふまえて解説します。
作品探求

【作品探求】筆の鞘

筆の鞘、すなわち筆先保護のための竹筒と干した蜜柑の皮を焚いて虫よけする習慣があったそうです。その習慣と女心の描写をたくみに織り込んだ小唄 筆の鞘を紹介します。この曲の歌詞の意味・音楽的特徴、元になった俳句、歌詞に盛り込まれた江戸時代の蚊やりの習慣をお伝えします。
作品探求

【作品探求】あじさいの

梅雨そして夏の季節の小唄『あじさいの』について。あじさいの花の色に見覚えがあると感じた男性、そうだこの色はあのとき彼女がかけていた衿の色と同じなのだと気づく季節の小唄です。歌詞に込められた季節感と作詞作曲者の経歴に迫ります。
書籍紹介

【書籍紹介】小唄ことばの手引

『小唄ことばの手引』は小唄の歌詞として扱われる言葉を解説する辞書です。古本屋さんのオンラインストアで見つけたとき、とても嬉しくてすぐに購入を決断しました。しかし、同時に疑問も芽生えていました。なぜこのようなマニアックな辞書が制作されたのか、...
文化探求

【文化探求】小唄塚

神田明神に建碑された小唄塚について調査しました。小唄界に多大な功績を残した吉田草紙庵を称えて建碑された小唄塚。その歴史を辿ると当時の小唄人や草紙庵に縁がある人物の影が見えてきました。
文化探求

【文化探求】両床

小唄特有の舞台セットである両床の誕生背景、メリットデメリットについて調査しました。
作品探求

【作品探求】岡崎五万石

岡崎五万石の歴史をまとめました。民謡、小唄、ご祝儀など様々な分類を持つ岡崎五万石の実態はどのようなものなのか。どのようにしてこの唄は生まれ、現在にまで継承されてきたのかを調査しました。